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08:00
受付・リフレッシュメント
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09:00
オープニング・キーノートスピーチ
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09:30
グローバルな観点:不透明な時代を進む
プライベート・エクイティは2021年に資金調達、投資、イグジット全体で過去最高を記録し、マージャーマーケットのデータによると2021年第1四半期から第3四半期にかけて世界全体で4605件のバイアウトがあり、世界のPE取引数の年間記録を上回りました。先行きは引き続き堅調ですが、プライベート市場の投資家が手元資金を展開し次の案件を選ぶ際は複数の要因が課題として伸し掛かるでしょう。 依然として残る新型コロナウイルス関連の問題、一世代では見られないレベルまで上昇したインフレ、ロシアのウクライナ侵攻などが世界的な混乱をきたし、サプライチェーンとエネルギー価格をめぐる不確実な状況をもたらしています。 GPにとって、LPが期待するリターンを達成するには新たな経営戦略や価値創造力を作り上げることが必要になっています。
- マクロ経済や政治情勢はプライベート市場での投資にどのような影響を与えるか?
- GPはポートフォリオ全体の利益率と将来のリターンをどのように確保しているか?
- 現在のディール市場におけるディフェンシブ・オポチュニティはどこにあるか?
- 価値創造のために、ポートフォリオ全体でどのようなデジタルトランスフォーメーション戦略が取られているか?
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10:15
ネットワーキング・ブレイク
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10:45
日本の最新情報:トップであり続けるために
日本におけるプライベート・エクイティ市場は健全さを維持しており、その見通しは依然明るいものの、GPは今日、新型コロナウイルスの世界的な流行や、マクロ経済要因、閉鎖的なIPO市場を原因とする課題に直面しており、投資を管理して最大のリターンを達成しようとする現在のGPから勝者と敗者が分かれることが示唆されます。成長分野は破壊的改革から恩恵を受け、現在の投資環境下でも成功する要件を備えており、困難を切り抜け、適正なエントリーマルチプルで案件組成ができれば、こうした市場ではこれまでの実績を上回る機会が提供されています。このセッションでは日本の専門家パネルが日本のプライベート・エクイティのトップ・パフォーマンスを維持するための戦略を検討します。
●投資先企業の主な課題は何か?またそれに対しどのように取り組むべきか?
●成長を捉え、現在の脅威から身を守るためにどのような案件特性を求めるべきか?
●今後12〜24カ月の間にイグジットの可能性が高いのは?
●現在、カーブアウトのオポチュニティは見つかりそうか? -
11:30
プレゼンテーション
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12:00
ミドルマーケット:次の投資先を見つける
新型コロナウイルスは承継関連のディールフローを促進すると見られ、ビジネス環境はより厳しくなり、消費者の購買習慣が従来のビジネスモデルを破壊していることから、デジタル化などの分野における外部専門家の必要性が認識されています。長年ディールフローを提供してきた承継を検討する企業オーナーらは、自社が承継可能と知り、パートナーシップから得られる同業者の利益を見るにつれ、プライベート・エクイティの提案をより受け入れるようになっており、そのような提案をするM&Aアドバイザーがエコシステムの中で重要な役割を果たすようになっています。景気後退によって承継が加速する可能性がありますが、投資家は説得力のある価値創造プランを用意し、望ましいリターンを達成するために適切な価格で投資を行うための厳しい決断を下す必要があります。
- 資産のバリュエーションと売り手側の希望売却価格 – 過去2年間でどのように変化してきたか?
- 仲介機関は必ずしもより競争的なプロセスをもたらすのか?
- バリュープロポジションを差別化するために、資産管理会社は何ができるのか?
- 新型コロナウイルスによるポートフォリオの崩壊から学んだ教訓は何か?
- 日本の資産管理会社はどのようにして価値創造力を高めているか?
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12:45
ランチ
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13:45
バイアウト:日本が話題の中心に
日本以外の主要なバイアウト市場の先行きが不透明なことから日本は大型案件のより魅力的な投資先と見られ、多数のグローバルGPや地域的GPは現在オポチュニティを活用するためのリソースを日本に置いています。現在の厳しいマクロ環境下で日本企業はリスクに直面し、コア戦略とノンコア戦略に対する基本的なアプローチを検討しなければならず、それがGPにとってのオポチュニティとなることが期待されます。アクティビスト投資家もプレッシャーをかけており、市場に出回るディール数、売り手は誰か、そしてGPが競争に打ち勝つために何をすべきかへの関心が高まっています。
- 企業への売却圧力はどの程度変化したか?
- プライベート・エクイティ投資企業にとって最も魅力的でオープンなセクターは何か?
- 日本ではアクティビズムが高まっているか?またプライベート・エクイティはどのようにオポチュニティを活用できるか?
- 市場はどの程度の競争力があるか?また競合他社との差別化はどのように行われているか?
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14:30
LPの観点:プライベート市場への一貫したアプローチ
より速く、大規模で、短期間の資金調達サイクル、買収対象のバリュエーションの高騰、そして経済的不確実性がより広がっている状況は、オルタナティブ分野への参入が新しくほとんどが良好な市況しか知らない日本のLPが直面している問題のほんの一部です。これらの課題にもかかわらずアセットクラスのパフォーマンスは引き続き堅調で、プライベート市場に投資する際の基本的事項(長期プログラムを効果的に管理するための適切なパートナー、アドバイザー、報告メカニズム、内部機能を確保すること)の重要性は変わりません。このセッションでは、経験豊富なLPが2022年以降のポートフォリオ管理戦略を紹介します。
- LPはより短くなる資金調達サイクルと、配分計画を上回るリアップ(再投資)のリスクにどのように対処しているか?
- 現在の状況において、アセットクラスへの新規参入者はどのようなアプローチをとるべきか?
- 投資計画は過去18カ月間で変わったか?
- ミドルマーケット、国、セクター特化のファンドを獲得し、真に分散化したポートフォリオを構築するにはどうすればよいか?
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15:15
ネットワーキング・ブレイク
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15:45
プライベート・デッドとクレジット:アセットクラスの次のステップとは
プライベート・クレジットアセットクラスは成熟を続け、新たな市場参入者を呼び込み、グローバルファンド・マネジャーや地域ファンド・マネジャーからの高レベルの資金調達を促しています。しかし市況の変化はより複雑な経営環境を招いており、デッドプロバイダーやクレジットプロバイダーがサービス提供する分野に影響を与える可能性があります。このセッションではプライベート・クレジットGPのパネリストが同業界に対する見解、市場をナビゲートするヒントとコツ、そして今後期待されるオポチュニティと課題について議論します。
- 2022年以降に最良のオポチュニティを提供するプライベート・デッド戦略はどれか?
- プライベート・クレジットへの投資に対するLPのセンチメントと高度化はどのように進化してきたか?
- アジアにおけるプライベート・クレジットの今後とは?
- スペシャリストまたはマルチ戦略マネージャーを介してクレジットをターゲットにすることの利点は何か?
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16:30
キーノート・プレゼンテーション
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17:00
1日目終了
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09:00
2022の日本のプライベート・エクイティ業界: 混乱期に見出す投資機会
活況を呈した2021年に続き、日本のプライベート・エクイティ業界は2022年も上半期を通じて持続的な伸長を見せ、その勢いは過去に類を見ないほどの成長率を示しています。インフレ率の上昇、円安、世界的なマクロ経済の混乱にもかかわらず、この業界の回復力は比較的高いものとなっています。プライベート・エクイティ市場の投資家は、この混乱にチャンスを見出すことも可能ではありますが、引き続き警戒も必要です。
- プライベート・エクイティ業界を牽引している案件とは? イグジット案件のペースに変化はないか?
- 円安やインフレが進行する中で日本のプライベート・エクイティ業界が成長し続けているのはなぜか?
- 新規の投資資産と既存の保有資産を評価する際、投資戦術をどのように使い分けるべきか?
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09:30
2022年におけるオルタナティブへのアクセス:グローバルな観点
プライベート・エクイティ会社にとって2021年は並外れて多忙な1年でした。マージャーマーケットのデータによると、2021年の取引額は9876億USドルに急増し、既に高いレベルだった2020年の総額4745億USドルの倍以上となりました。当然ながらアセットクラスは多くの投資家の人気を集め、多様なファンドタイプ、戦略、投資スタイルが提供されている中で、LPは状況を把握し、アクセスの方法と誰とパートナーを組むかを理解することが鍵となります。このセッションでは、専門家が利用可能なさまざまな戦略、世界中のより幅広いオポチュニティにアクセスするための最善の方法、取引市場の見通しについて議論します。
- 今後2年間の市場を特徴づける案件とは?
- 共同投資やクラブディールを発掘し、管理する最善の方法は?
- 主要なグローバル市場の案件をどのように比較すべきか?
- 最高のパフォーマンスを実現するために、適切なGPとアドバイザーをどのように選ぶべきか?
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10:15
ネットワーキング・ブレイク
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10:45
ベンチャーキャピタル:方針の転換
IPO市場での高額なバリュエーションや課題を含むベンチャーキャピタル投資家への逆風にもかかわらず、日本では新規を含む多様な参入企業によりエコシステムが拡大し、国際的なLPの関心が高まり、政府がスタートアップの活動を促進するために積極的な役割を果たすようになっているため、今後の見通しは引き続き堅調です。競争が激化する中で、早期に動くことが最良の取引に公正な価格でアクセスし、国際的な成長を達成するための手段となり、特に米国ではLPとの関係やその他のパートナーシップを通じて、最も収益性の高いイグジットルートを確保することがこれまで以上に重要になっています。本パネルでは、日本のVCの発展における次のステップを検討します。
- 投資家はどの程度IPOオプションを見直しているか?
- バリュエーションは短期市場のポテンシャルを上回っているか?
- ベンチャー・キャピタルはアーリーステージの案件をどのように発掘し選別しているのか?
- 大規模な海外成長を叶えるためにどのような戦略が用いられているか?
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11:30
アジアの観点:長期的な視点で考える
AVCJのデータによると、アジア地域のプライベート・エクイティ投資は2021年第4四半期の記録的な1112億ドルから、2022年第1四半期には647億ドルに減少しました。まだかなりの額と言えますが(同レベルの額を上回ったことは過去4回のみ)、投資家のセンチメントが弱まっていることを裏付けています。2022年もパンデミックに関連した混乱によってアジア地域の案件の中断が続いたことでポートフォリオへの影響が長引き、市場のセンチメントに影響が及んでいる一方で、中国の規制により一部のLPが戦略を見直しています。しかし、世界中の投資家がアジア地域の人口動態に強く関心を寄せていることは変わらず、コロナウイルス収束後の成長ストーリーの復活や、破壊的改革や変化する消費者習慣によって変わる地理的要因やセクターの活用が検討されています。このセッションでは、経験豊富なアジア地域の専門家グループが今後の展望についてディスカッションします。
- 過去2年のアジア地域の業績は?
- 中国の懸念に対処するためにLPは何をしたか?
- イグジットはいつ、どこで、どのようにして見つけられるか?
- 最もポテンシャルのある市場と戦略はどれか?
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12:15
ESGスポットライト:変わりゆく世界で責任ある投資を
世界がパンデミックによってもたらされた変化に適応し続ける中、プライベート・エクイティ分野におけるESGの進展はこれまで以上に重要となっており、あらゆる規模のファンド・マネージャーが価値創造元として活用するためにESG投資に積極的に時間と資金を充てています。世界的に見て、LPは資金の投入先を決定する際に気候変動、サプライチェーンの透明性、多様性などを考慮した上で責任ある投資を行うためにGPとの連携を強化するための取り組みを続けています。このセッションでは、投資家のパネリストがリターンを最大化し、より環境に優しいビジネスの構築に向けて注目するESG投資に関する優先事項を共有します。
- ESGのトレンドはLPの好みやファンドの選択をどのように変えているか?
- ESG投資の第一段階として何をすべきか?また、ESG投資を価値創造ツールに変えるには何が必要か?
- 日本でESG人材をどう探すか?
- 2022年にLPはGPにどのような質問をし、会話はどのように発展したか?
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13:00
閉会
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